ドメイン移管:別のレジストラへ移す手順
最終確認:2026/10/20
ドメインは、料金が安い、サポートが手厚い、ほかのサービスをまとめたいといった理由で別のレジストラへ移管できます。移管は通常数日で終わり、その間もウェブサイトやメールは使え、支払い済みの期間も失われません。ただし、正しい順番で進めることが大切です。
要点
- ドメインのロックを解除し、現在のレジストラから AuthCode(EPP/AuthInfo コード)を取得する必要があります。
- .com などの分野別トップレベルドメインでは、登録または前回の移管から 60 日以内は通常移管できません。
- 分野別トップレベルドメインでは、移管すると有効期限が 1 年延長され、残り期間はそのまま引き継がれます。
- ネームサーバーが移管元レジストラのものなら、先に DNS レコードを移してください。そうしないとサイトやメールが止まる可能性があります。
始める前の確認
- ドメインを検索して、ステータスに
clientTransferProhibitedがあれば移管ロックがかかっています。レジストラの管理画面で解除してください。 - 有効期限を確認します。期限直前や
redemptionPeriodに入っていると、移管が拒否されたり自動更新の料金が無駄になったりします。少なくとも 2 週間前には始めましょう。 - 登録者のメールアドレスが最新か確認します。確認メールを送るレジストラもあります。
- 登録または移管から 60 日以内なら待ちましょう。登録者情報を変更した後に 60 日間のロックをかけるレジストラもあります。
移管の手順
- 現在のレジストラで移管ロックを解除し、AuthCode(EPP/AuthInfo)を取得します。コードはパスワードと同じなので、他人に教えないでください。
- 移管先のレジストラでドメインの移管を申し込み、コードを入力します。分野別トップレベルドメインでは 1 年分の更新料金がかかります。
- 確認メールが届いたら承認します。移管元が早めに承認することもあり、何もしなければ分野別トップレベルドメインの移管は 5 日後に自動承認されます。
- 移管が完了したら、移管先で移管ロックを再び有効にし、自動更新と二段階認証を設定しましょう。
サービスを止めずに DNS を切り替える
ネームサーバーがホスティング事業者や Cloudflare などの独立した事業者にある場合、移管は DNS に影響せず、レコードはそのまま残ります。
ネームサーバーが移管元レジストラのものだと、移管後に DNS が停止されることがあります。これを避けるには、まずすべてのレコード(A、AAAA、CNAME、MX、TXT、特に SPF・DKIM・DMARC)を新しい DNS 事業者にコピーし、ネームサーバーを変更して、DNS 浸透チェックで変更がどこからでも見えることを確認します。移管はその後に始めてください。
期間と費用
| 項目 | 分野別トップレベルドメイン(.com、.net、.org など) |
|---|---|
| 期間 | 通常 5〜7 日。移管元が承認すれば数時間で完了します。 |
| 費用 | 移管先で 1 年分の更新料金。有効期限が 1 年延長されます(合計で最長 10 年)。 |
| 残り期間 | 引き継がれます。移管は 1 年を追加するもので、既存の期間は消えません。 |
| 移管できない原因 | ロック、コードの誤り、60 日以内の登録・移管、未払い、紛争など。 |
国別ドメインは手順が異なる
国別ドメインにはそれぞれのルールがあります。たとえば .jp は JPRS のルールに従い、指定事業者の変更として手続きします。.uk ではコードの代わりにレジストラのタグを変更します。移管で 1 年延長されるとは限らないため、正確な手順は移管先に確認してください。
移管が終わったら
- もう一度ドメインを検索し、新しいレジストラ、有効期限、
clientTransferProhibitedロックが表示されることを確認します。 - ウェブサイト、メールの送受信、SSL 証明書を確認します。
- ドメインをドメイン監視に追加しておけば、レジストラ、ネームサーバー、有効期限が変わったときに通知を受け取れます。
情報源
このガイドは公開情報をまとめたもので、法的助言ではありません。