ドメイン名の選び方:実践チェックリスト
最終確認:2026/10/20
ドメイン名は後から変えるのが大変です。名刺、リンク、検索結果、すべてのメールアドレスに使われるからです。登録前に数分確認するだけで、費用のかかる名前の変更を避けられます。
要点
- 短く、声に出して言いやすく、書き間違えにくい名前を選びましょう。
- 国内向けなら .jp や .co.jp、海外向けなら .com が基本です。新しい種類は名前に本当に合う場合だけにしましょう。
- 購入前に商標とドメインの過去の利用状況を確認します。
- 自分のアカウントで登録し、自動更新、移管ロック、二段階認証を有効にします。
良い名前、悪い名前
- 短くする:15 文字程度までの名前は入力しやすく覚えやすいです。
- 「電話テスト」に合格する:電話で名前を伝えたとき、相手がつづりを聞き返さずに書けることが大切です。
- ハイフンや数字(「4」か「four」か)、単語の境目で同じ文字が続く名前は避けましょう。
- 単語をつなげて読んでみる:無害な単語でも、続けて書くと別の望ましくない言葉に読めることがあります。
- 事業が広がる可能性があるなら、特定の地域、一つの商品、特定の年に名前を縛りすぎないようにします。
- ローマ字表記には揺れがあります(shi/si、tsu/tu、長音の ou/o など)。最も自然な表記を選び、必要ならほかの表記も登録しましょう。日本語ドメインも登録できますが、メールやアプリでの対応は完全ではありません。
どの種類を選ぶ?
初年度の料金だけでなく更新料金も確認しましょう。「プレミアム」ドメインは毎年プレミアム料金で更新されます。
| 種類 | 向いているケース |
|---|---|
| .jp / .co.jp | 国内の利用者向け。日本の利用者に信頼されやすい種類です。.co.jp は日本で登記された企業が 1 社につき 1 つだけ登録できます。 |
| .com | 海外の利用者向け。多くの人が最初に入力する種類です。短い単語はほとんど登録済みなので、バリエーションも確認しましょう。 |
| .net / .org | .org は団体、非営利組織、コミュニティ向け。.net も使えますが、覚えてもらいにくい傾向があります。 |
| .io、.dev、.app、.ai など | IT サービス向け。.dev と .app は HSTS プリロードリストに入っており、サイトは HTTPS でしか動きません。更新料金がかなり高いものもあります。 |
購入する前に
- 対象市場の商標を調べます。日本なら J-PlatPat、国際的には WIPO Global Brand Database などが使えます。商標を侵害するドメインは UDRP や JP-DRP によって移転を求められることがあります。
- 過去の利用状況を確認します。Wayback Machine(web.archive.org)で以前の内容が分かります。スパムに使われていたドメインはブラックリストに載っていたり、メールの評判が悪かったりします。
- ドメインを検索して、登録済みなら有効期限を確認します。
redemptionPeriodやpendingDeleteの状態なら、まもなく取得可能になるかもしれません。 - SNS のユーザー名も確認しましょう。同じ名前が必要なプラットフォームで空いていますか?
正しい登録の仕方
- ウェブ制作会社ではなく、自分または自社の名義・自分のアカウントで登録します。
- 自動更新を有効にし、有効な支払い方法を登録しておきます。期限切れのドメインはすぐに取られてしまいます。
- 移管ロックを有効にしたままにし、レジストラで二段階認証を設定します。
- よくある打ち間違いや .com・.jp などの別の種類も登録し、メインのドメインに転送することを検討しましょう。
- ドメインをドメイン監視に追加すれば、期限切れ前や変更があったときに通知を受け取れます。
whoistool で探す
情報源
- ICANN – Registrant Benefits and Responsibilities
- JPRS – JP ドメイン名
- WIPO – Global Brand Database
- Internet Archive – Wayback Machine
- HSTS Preload List
このガイドは公開情報をまとめたもので、法的助言ではありません。